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ディソナント・アンサンブル4月24日練習レポート(崩壊を乗り越える練習の仕方) [弦楽合奏団ディソナント・アンサンブル]

 世の中狭い、ということを素人楽隊やってるとよく感じます。
 

 おととい、ディソナント創設メンバーの一人で今はN県で音楽活動を盛んに行っているフリオ・イグレシヤマ氏から、「5月3日のワークショップに出たいと言っている人がいるよ。連絡とって!」とメール。そこで連絡を取ったところ、何と、その人雑木林さんは我らの新戦力技師氏の旧知のお友達でした。いや、35年前に大都市近郊のK市で一緒にオーケストラを立ち上げた仲間同士だというのですから、旧知の間柄なんてもんじゃないです。おまけに雑木林さん、ディソナントの創設メンバーのひとりであるコントラバスのトーンマイスターさんも御存じとのこと。

 昨日、技師氏がさっそく雑木林さんに連絡を取り、今日の練習に急きょ参加となったのです。

 お世話役のケリーとしては団の自己紹介プリントを準備したり、譜面を用意したりと、てんてこ舞いになりました。おかげて今日楽器を弾くというのに睡眠時間は5時間。ヴァイオリンの大教師レオポルト・アウワ―は弟子のマイアー・バングに「疲れた時は練習するな」と言いました。教則本に書いてある。練習は9時30分からですから教えに背く一日の始まりとなってしまいました。

 そうこうしているうちに、さっそく雑木林さんを迎えての練習となりました。雑木林さんはヴィオリストです。かなりのご高齢の方ですが矍鑠としていらして、雑木林の管理のボランティアなどをやっていらっしゃるとのこと。当然野鳥の観察にも造詣の深い(というかほとんどご専門)方です。

 技師氏が雑木林さんを呼んでくれたおかげで、2ヵ月ぶりくらいに全パートがそろいました。そうすると、モーツァルトの優美で甘いハーモニーが響いて、「ああ、モーツァルトを合わせているな。音の置き方がなんて天才的なんだろう!」と思える瞬間の連続になりました。酔いそうです。

 しかし、今日の練習はかなり惨憺たるものだったのです。ラヴェルのパヴァ―ヌも、モーツァルトのKv.156のクヮルテットも通せません。ラヴェルではrit.などの指示は無視してインテンポで弾いているはずですが、ズレてズレてついに1小節ずれて響きが崩壊します。各自が曲のどの部分ではどのパートがテンポを支配しているかを意識していく方向が必要です。これは大変難しい。指揮者を置かないスタイルがディソナント・アンサンブルでやってきたことでしたから、ディソナント・アンサンブル復活のための試練といえるかもしれません。

 次にKv.156の四重奏を合わせました。第1楽章はテンポをかなり落としてですがなんとか通りました。第2楽章がかなり重症です。これはかなり羽根がたくさんついた装飾的な音符とシンコペーションの動き、それに強弱の大きな差が曲を支配していて、感情の表出をコントロールしながら遅いテンポを維持していく必要があります。これは4分の4拍子の曲ですが16ビートでカウントしてきっちり合わせる練習をいつかしないとダメかも知れません。第3楽章のメヌエットですが、これもモティーフの提示を担当するパートに迷いがあります。曲になれれば大丈夫でしょう。しかし、トリオのト短調の部分、ここは一貫して8分音符で動いて縫い取のようになっている動きが書かれているのですが、この動きの均一感が全く出せません。パートに与えられている役割を理解して弾いていくことが大事です。この曲、よく「合わせやすい」といってアマチュアの合奏などでよく取り上げられるのですが、全然易しい曲ではなく、譜読み段階を卒業するにもじつは苦労が要るようです。(って、われわれのレベルが低いだけか・・・:苦笑)

 予定では「パヴァ―ヌ」と「Kv.156」を通すので30分のはずがすでに時間は倍経過していました。本題「不協和音」に突入です。第3楽章、テンポを落として四分音符=88で弾きました。通りましたが強弱の指示は全然守れていません。そして前回同様トリオの後半が実は崩壊してるのでしょう。混沌としています。1st.violinの音程が難しくて、ほとんど私にはムリです(汗;)

 「お~時間がないよ~」というので第1楽章突入!この難曲第1楽章にははじめての挑戦です。やはり崩壊しました。前もって、八分音符が刻まれているので、しっかりインテンポで保持すること、その八分音符をしっかり聴いて自分のパートを乗っけていくこと、さらにこの部分から「不協和音」の名前で呼ばれるようになったことからも知られるように、序奏部分では最後まで和音が解決しないこと(不思議な響きがず~っと漂う音楽であること)を十分意識して再挑戦です。やった!通りました。3年前の夏の長野合宿では合わなくて結構苦労んですが。ただ目の前の音符に反応して弾く以上の意識が必要ということでしょうか。

 第1楽章序奏が通ったのでそのままAllegroに突入です。結構速いテンポだ!提示部の終わりころまで通った。崩壊しそう!でもひるまず提示部までは弾ききるぞ~と思ったところで、リタイヤのパートが。止まった。

 時計を見ると時間です。先が思いやられる結果となりました。

 くまくんの手仕事さんは、崩壊しそうになった時に、①危ない!ズレた!と思ったパートがすぐ合奏を止めて、あいまいな部分をすぐ取り出して納得いくまで練習するのか、②危ない・落ちた!と思っても合奏を先に進めれば再び落ちたパートが合奏に復活するだろうと期待して曲を先に進めるのか、③落ちたらすぐ合奏を止めて、落ちやすいところを取り出して落ちないように練習するのか、を練習方針として明確にした方がいいという提案をされました。鋭いですね。よし、次回からそのように練習を進めよう。しかし、次回30日はこれまた全パートがそろい先生の指導を受ける練習。緊張が高まります。練習もドラマですね(笑)

ディソナントアンサンブル4月10日練習レポート [弦楽合奏団ディソナント・アンサンブル]

 このところの練習は最初の30分を「通すだけの曲」にあて、残りを「精密練習」と称して、スコア首っ引きでメトロノーム使いながらの練習にしています。

 「通すだけの曲」として今回初めて、モーツァルトの弦楽四重奏曲第3番ト長調を弾きました。ディソナント・アンサンブルの初期メンバーにとっては何回も本番にかけた曲でおなじみです。また、アマチュアの人たちが集まったときに「合わせやすい」としてよく取り上げられる曲。全曲通しただけでなく、第2楽章の第1稿がベーレンライターのパート譜についているので、それも音にしてみました。

 第2楽章第1稿は、音楽のくみたてこそ現行楽章より単純ですが、ほの暗い短調の流れるような曲想で青春の悲哀を感じさせるいい音楽です。現行楽章はより悲劇性がと感情の振幅が強くなっているといえると思います。曲が複雑に書かれていて、現行楽章は初見では通せませんでした。第1稿は初見で通せたのに、(←読む人が読めば楽団のレベルが分かってしまいますね)

 さらに、ラヴェルの「逝ける王女のためのパヴァ―ヌ」(弦楽合奏版)。FCMの譜面を使っています。これまた合いません。一定のテンポを維持するのが難しいのです。チェロ、動きが多くて大変そう。和音も新しい音がして、モーツァルトとは別な美感があります。中間のト短調の部分で破たんしました。最後の小節はフラジオレットで弾く指示ですが、これがきれいな音で響きません。私たちには、技術的にハードルが高いようです。でも合わせるの、2回目ですから、あきらめるには早すぎます(笑)。

 いよいよ、「ディソナント」です。前回は第2楽章が通りませんでした。今回は大丈夫。下降音型を意識して丁寧に弾くとインテンポが保てます。刺繍音を大事に粘るように弾くこと、和音の変化を感じながら弾くことも意識してみました。アンダンテ・カンタービレの楽章を♩=54で弾いています。このテンポが速くなってしまうと、音楽全体があおられたような感じになり、弾いている側では息苦しくなります。今後は、全部のパートが呼吸をそろえて聴きあう方向を目指すべきでしょう。

 第3楽章です。前回はこの後半まで進みませんでした。メネエット部分ではユニゾンのパッセージが多いのですが、音程はいまひとつ(いや、ふたつ・みっつ・よっつかもしれない;笑)ユニゾンがどのくらい合っているかでその合奏団のレベルが分かります。一見易しい部分をすっとばして練習している気もします。フォルテ・ピアノを指示通り弾くというのも出来ていません。課題多いです。ただ、メヌエットは止まらずに通りました。

 さて、問題の難曲、トリオです。四部音符二つがスラーでつながったモティ-フで構成されている音楽です。この後の方の音を撥ねる。難しいです。トリオの後半で第一ヴァイオリンとチェロが応答しあって音楽が進行するのですが、これが31小節あたりから応答にならず一緒に音が出るようになってしまいます。第1ヴァイオリンが難しくて、リズムを意識できなくなってしまうのです(汗)

 トリオの後半の第一ヴァイオリンはファーストポジション→サードポジション→ファーストポジション→第4ポジション→第5ポジション→第6ポジション→第7ポジション→サードポジション→ファーストポジションと移動します。とくに30小節以降が難しい。31小節では第4ポジションから半音高い第5ポジションへ。32小節ではさらにもう一つ半音上のポジションへ。33小節は減5度の下降音型でこれを正確な音程で決めるのは難しい。34小節はサードポジションですが、これを正確な右手の位置に決めるのも難しいです。また最後の5小節もしっかり数えていないとズレてしまいます。

 やれやれ難関が過ぎたと思って安心すると、メヌエットにダカーポするのを一瞬忘れ、合わなくなってしまいました。油断できません。

 こう書いてみると、モーツァルトのkv.522(ミュージカルジョーク・村の音楽家)を地で行っている練習ですね。でも楽しそうでしょう?

 
 

 

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