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チョコレート治療???のすすめ???または学習観の転換 [教育]

 Mさま 

 お元気ですか。

 多くの患者さんを見ては、治療方針や治療の進捗を確認するカンファレンスに追われ、家に帰れば学会発表のスライド作成。[
 
 医食同源]と言ってはせっせと料理教室にも通う君。優秀な人の転換の良さに驚いたり、時間をどうやって生み出しているのかといつも不思議に思ったりしている。

 そういう時間のやりくり名人の君でも、先日の「ためしてガッテン」を見る暇は作れなかったのではないだろうか。テーマはチョコレートだった。全然知らないことばかり。君の病院では患者さんの治療にチョコレートを使っているかい。まだ全国の20の病院で処方されているだけと番組では言っていたから、先進治療に熱心な君の病院でも意外に使っていないような気がしている。

 抗菌作用があって、傷口が全快するのに1週間かかる患者さんが4日で全快したと医師が語る。内臓の傷もチョコレートを摂取することで早く癒えるのだという。治療の経過で食欲の進まない患者さんの栄養補給に、鼻からチューブを入れて胃にチョコレートを流し込んでいる場面も出てきたのには驚いた。僕の胃に穴があいて医が血だらけになったときの治療では、ずいぶん長く点滴、流動食が続いた。チョコレート治療をやってほしかったな。

tokyo_medical%20plant17_mカカオ豆.jpg チョコレートはカカオ豆から作ることは誰でも知っている。カカオの実は、いつか君と行った東京・小平にある東京都薬用植物園の温室で、その大きな赤い実を一緒に見ているね。しかし、その中が、白いねばねばした果肉と種子(いわゆるカカオ豆)になっているのは、この番組の映像ではじめて見た。それを一緒にして寝かせておくと豆が醗酵してくる。これを焙煎してチョコレートの原料とする。チョコレートは発酵食品であったとはこれも驚きだ。

 バレンタインの日に事務員さんや看護師さん、薬剤師さんや患者さんにチョコレートをあげて、ホワイトデーに君がマシュマロをお返しでもらう話は以前に聞いた。その時にあげる手造りのチョコレートだが、油が分離してしまい、チョコレートがバカに硬かったりぼそぼそしてしまうのが君は不服そうだった。ぼくには「こうすればうまく作れるよ」などという知識は無いので、ほぞをかんでいるしかなかった。しかし、番組を見て、「もしかしたら番組内容を伝えることですこし力になれるかも」と元気が出てきた。

 チョコレートは結晶である。溶かす温度が28度から31度が最適であって、番組では湯せんではなく、ドライヤーを板チョコに当てて溶かしていた。そこに板チョコの一片を細かく砕いた結晶の「種」または「中核」になる細かいかけらを入れる。そしてもう一度温度を上げて、それから型をつくる。結晶がキレイに出来るとチョコレートが口の中で溶けるとろける感が絶妙になるという。温度管理をしないと結晶は大きく発達せず、触感もボソボソになる。温度と大きい結晶をつくる二点がポイントなのだ。

 驚くのはまだはやく、この番組も攻めに攻めると笑いたくなった。イチゴとサキイカをチョコレートに乗せる、魚肉ソーセージを乗っける。ちくわを乗っける。

 それらを食べた志の輔、山瀬まみらのメンバーが「おいしい」を連発。

 数式や専門用語を使わないで科学の世界にいざなうのは難しい。それを驚きの連続で構成したのはなかなかのものだった。驚きの連続とか今までの観念がひっくりかえったというのは学習にとって肝で、これを教育学では学習観の転換といっている。番組ではこれをたたみかけるようにやっているのが、僕にはおもしろかった。

 君の病院でもやってみないか?君の病院の栄養士さんに提案してはどうだろう。

 またしても例のおせっかいで申し訳ない。激務に負けず元気で活躍して下さい。  ケリー拝

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コメント 1

にくにく

 ケリー先生。ご無沙汰です。
大変、興味深い話でした。リツーイート、FBのいいね!をしておきました。
by にくにく (2014-04-24 12:29) 

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